「陽だまりの彼女」/ネタバレ無、映画レビュー感想
監督:三木孝浩
脚本:菅野友恵、向井康介
製作年:2003年
上映時間:129分
国:日本
*ざっくりあらすじ
幼馴染の奥田とマオは、大人になって偶然再会。昔も今も互いに惹かれあう2人だが、マオには知られざる秘密があった。
悲しいけれど心温まるラブファンタジー。
***
「僕らがいた」「ソラニン」などを手掛ける三木監督の4作目。
「女子が男子に読んでほしい小説No.1」な小説も読んだことなかったし予備知識もないまま鑑賞。前半はいたって普通の恋愛映画、どこがファンタジーだ?と思いながら見進めると、後半ではファンタジーがすごい勢いで巻き返してくる。
伏線も後半で謎が分かると見事に回収され、点と点が繋がって気持ちいい。
ただ、何の起伏もなく終わってしまった感じ...。非現実的だからだろうか。いやそれがファンタジーなのだけど...上手く感情移入できないままでした。でも目の保養になったし、映画の雰囲気は良かったです。
上野樹里のあの不思議な雰囲気は素なのかよく分からないけど、マオ役にはとてもマッチ◎。可愛いです。
松潤は爽やか!素朴!!誠実!!!の3S獲得。一途な男はかっこいい。しかもそれが松潤なんて。花男の道明寺(←古い?)と違い、柔らかい表情がとても似合っていました。
二人の学生時代を演じた役者さんもまた可愛くて似てるし、何より初々しい恋を覗かせてもらっているような気分で胸キュンでした。
松潤の弟役で菅田将暉が出ていてびっくり。この頃はまだこんなに有名になる前だと思うけどやっぱり上手。
映画全体が陽だまりのようなあったかい映画になっています。
オススメ場面賞
~日曜日の夕方、西日が入る部屋で恋人と観たいで賞~