「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」/ネタバレ無、映画レビュー感想
監督:三木孝浩
原作:七月隆文
脚本:吉田智子
製作:市川南
2016年、日本、111分
配給:東宝
*ざっくりあらすじ
電車の中で愛美に一目惚れしてしまった美大生の高寿。勇気を出して声をかけると彼女は泣いていた。。。
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タイトルの意味
原作は読んでいません。原作を読んでから映画を見た友達が、原作も良かったけど映画もすごく良かったよ!と言っていたので気になる映画でした。
まず私、タイトルの意味が分からなかったです。笑 憶測で考えようとも本当に意味が分からなくて、映画を見ても分からないのではないかと心配しましたが、大丈夫でした奈菜ちゃんが教えてくれます☺︎笑(でも意味が分かるまで時間がかかったアホな私...泣) ストーリーを知っている方は、冒頭からぐっとくるのではないでしょうか。最近の壁ドン胸キュン恋愛邦画にはないような設定でしたので、邦画っぽくなく新鮮に感じました。主題の書き方も、なぜ「明日」と「昨日」だけを漢字にしてあるのか納得もいきますし、書き方にも着目する作者さん流石だなと思いました。
最後の15分が珠玉
始めはハテナな部分も意味が段々分かってくると、ぶわっと切なさに襲われます。特に最後の15分は同じ出来事をリピートしているだけなのに、視点が違うとこんなにも世界が変わって見えるのか...そういうことだったのか...と鳥肌が立ちました。奈菜ちゃんの苦しさが伝わってきて鼻がつんとしました。この15分を見るためにこの映画を見てもらいたいです。そして、ラストが冒頭に繋がるところも素敵でした。
福士くん奈菜ちゃんが可愛い件について
とにかくキャストが大正解でした。髪の毛ぼさぼさで根暗っぽい福士君から隠しきれないイケメン感、天真爛漫な奈菜ちゃんの笑顔の爆発力よ。それにしても二人とも背高くて顔小さすぎてやばかったです。(語彙力)二人で写真を撮りあうシーンがあるのですが、カメラのCMですかー??Canon?Nikon?と思っちゃうほど、美!!!!でした。(語彙力)
二人以外の主な登場人物は、高寿の友達(東出昌大)と高寿の両親と決して多くないのですが、その分二人をより集中して見ることができました。
設定が肝なので、ネタバレしないように書こうとするとどうしても抽象的になってしまいました...。主題歌がバックナンバーのハッピーエンドなのですが、これもまた泣ける。好きな子と見るのにオススメです!(一人で見た女より)
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ストーリー:★★★★
音楽:★★★★
映像:★★★★
ラブロマンス:★★★★★
コメディ、バイオレンス、ホラー、アクション:0
(5点満点)
~オススメ場面~
好きな人と一緒に。