私が【逃げ恥】で泣いてしまう3つの理由
今期、いや、今年最も注目を浴びているドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」
私も毎週欠かさず見ています。そして毎週泣いてしまいます。ここまで毎回泣きながら見るドラマは初めてかもしれません。
しかし感動ドラマではありません。正直笑えるポイントがたくさん!(笑)俳優さんたちの表情や動き、掛け合いや言葉回し、もう笑っちゃいます。加えて、情熱大陸やサザエさん、エヴァなどのパロディがわんさか出てくるのです。第2話では「NEWS23」のパロディで始まるのですが、録画を見た時は録画失敗したと焦るほどクオリティも高いパロディとなっております。安心してください、逃げ恥です。
残すところ後1話となりましたが、ざっくりあらすじをいいますと
みくり(新垣結衣)と平匡(星野源)が契約結婚するお話です。契約結婚とはお給料が発生する結婚のことで、みくりが雇用者・平匡さんが雇用主の関係からストーリーは始まります。(超ざっくり)
なぜ泣けるのか?今回はムズキュンではなく泣けてしまう原因を考えてみたいです。
①俳優さんたちの演技
私は漫画の逃げ恥を読んだことがないのでなんとも言いづらいのですが、配役は見事だったと思います。今考えても他の人たちでは考えられないほどにはまっていると思います。はまりすぎて素で演技しているんじゃないか?と思える自然さです。主役の2人以外も、 古田新太さんに石田ゆり子さん、大谷亮平さんや藤井隆さんなど脇を固める俳優さんたちも濃い!強い!!おもしろい!!!どの人が主役になってもいけそうなくらい、全員が個性的です。
私が泣けるのって、言葉はもちろんですがその言葉を伝える表情や声色、心をのせて丁寧に、少々乱暴でも、真っ直ぐ届けてくれる俳優さんたちの演技が相乗効果で伝わるので泣けるのです。
②言葉がささる
逃げ恥視聴者は”言葉”にやられる人も多いのではないでしょうか?逃げ恥は心に留めておきたい言葉が本当にたくさん出てきます。でも心に響く言葉は人それぞれで、それもまた面白いです。
「運命の相手っていうけど、私そんなのいないと思うのよ。運命の人に、するの。」
「帰国子女でも、綺麗な文章を書く人はたくさんいるからそれを言い訳にはしたくなかったんです。」
「今一人でいる子や、一人で生きるのが怖いって女の子たちが、ほら、あの人がいるじゃない!結構楽しそうよ。って思えたら少しは安心できるでしょ?だから私はかっこよく生きなきゃって思うのよ。」
まだまだありますが印象に残っている言葉です。 私は帰国子女でもキャリアウーマンでもないけれど、やっぱりどこか思い当たる部分があるからこの言葉たちに泣けてしまうのだと思います。逃げ恥の言葉は、固まった価値観を崩してくれたり、こういう見方もあるよって教えてくれたり、時に厳しく、時に優しく今の私たちを包んでくれます。
皆さんの泣けた逃げ恥言葉も気になります!
③不意打ちにくる感動
不意打ちってよくあると思います。不意打ちでされることって心臓が高鳴るようなドキッとなるような驚きがあります。でもその不意打ちが2回続くとそのドキドキが最高潮になり、その行動や言葉の思いを感じて涙腺にくるのです、私は。(笑)
例えば、みくりと平匡が週一でハグをする日を設けるのですが、みくりが違う日にハグの前借りをお願いする場面があります。今日はハグの日じゃないのにハグするだけでキュンなのに、その後平匡がとった行動に涙腺崩壊でした。星野源さんのぎこちない演技も素晴らしかったです。
言葉でも同じことが言えると思います。「運命の人なんていない。」で一回ドキリとさせられ、「運命の人に、するの。」で、はい、泣けます。
他にも、手を繋ぐだけでも良かったのにそこから更にファーー!?みたいな場面や(語彙)、最後の一発だと思っていたらまだ一発残ってた、みたいな場面がたまらないです。
***
感動する場面傾向に限定して書きましたが、ムズキュンや名言、社会に対する問題待機や笑えるシーンに限定してもいくらでも語れそうです。ムズキュンだけじゃない、面白いだけじゃない、そんな逃げ恥が大好きです。泣ける場面って人それぞれですし、泣けないことは悪いことではなくて、泣けるから良いドラマとは限らなくて。ただ私はこのドラマで泣くとは思っていなかったし、こんなにも密度の濃い時間を与えてくれて、普段絶対泣かない歯をくいしばるタイプの私があったかい涙を流したのは久しぶりでした。
ちょっと風変わりなラブストーリーだと思っている人は良い意味で裏切られる思います、ぜひ見てほしいです。
今さら感が否めないですが書けてよかったー。最終回まであと2日。泣